SOS!!誰かいませんか!?

彼らは、俺にシェルターの持ち主や何故シェルターに入れたのか聞いたが俺は、知らない為に答えようがなかった。




彼女と俺は、その後は上手く行き始めた。




俺は、彼女に多少の恋心を抱くようになっていたが、そういう自分自身が、許せなくもあった。




四十を越えた男が、十四歳の女の子に恋心を抱くのは俺の中の道徳心が、許さなかった。




しかし、今後は彼女に対する気持ちは更に膨らんで行くのだろう……





彼女は、トレーニングルームのプールを良く利用していたが俺は、彼女がプールを利用している時には行かないようにしていた。




彼女の方にもトレーニングルームは、あったがプールはシェルターに一つの為に仕方ない事だったが、一度彼女が笑いながら山元さんも一緒に泳ごうと言ったが俺は、強い調子で断ってしまい後で悪気はなかったと謝った。





だが概ね二人は上手く行っていた。





彼女も俺も本を読むのが好きで良く同じ本を読んで感想を言い合った。




彼女は、俺の薦めで今は真田太平記を読んで夢中になっている。




若い吸収力は素晴らしいなと思う。




俺達は、読むだけでは飽きたらずに書く事も始めた。




インターネットで探すとケータイ小説サイトと言うのが見つかり彼女はそこで書き始めていた。





俺は、一度彼女のパソコンの画面をそっと見たがペンネームに鳥と入っているのしか分からなかった。


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