カタオモイからはじまる恋
なんで爽翔さんはここにいるんだろう。

悠稀は?
あたしを置いて行ったの?

「アキトさんここはどこですか?」

「俺ん家。あ、メイちゃんって悠稀の彼女とか?」

「へ?全く!!!あんな奴の彼女とか勘弁」

「よかった♪」

にこっと笑う爽翔さん。
爽やかなお兄さんって感じで惚れてしまうんじゃないかと不安になる。

「爽翔さんと悠稀はどういう関係なんですか?」

「ん~兄弟?俺が兄ね!」

「嘘」

「本当!似てないでしょ? アイツは親父似で俺が母似」

「性格も似てませんね」

悠稀は滅多に笑顔をみせないし、
いつも人を馬鹿にしている。

なのに、お兄さんは
優しくて笑顔が素敵で王子様って感じ。
妖精、天使なんて言葉が似合う。

「お、よくわかってんじゃん! 俺が天使でアイツが悪魔。」

「うんうん」

「お前ら…人のいないとこでよく悪口言えるな」

さっきまでいなかった悠稀が
突然現れた。
< 42 / 161 >

この作品をシェア

pagetop