俺のこと好きになるの禁止だから!!



恥ずかしそうにそう言ったツバサは先に歩いていった。





「ツバサ、待って!!」



私は戸惑いながらもツバサを追いかける。



は、早いっ…。



先に行くツバサ。
でも、少しして速度が落ちる。




「早く、来いよ。」



そう言い後ろを振り返る。




ねぇ、何で…『わりぃ』なの…?




ツバサ。全然悪くないよ。




私は嬉しいよ?




頭の中ではツバサの言葉がぐるぐる回り、私の口元を緩めた。


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