俺のこと好きになるの禁止だから!!
Stage7*責任感

接触





───翌朝。



「おはよう……」




眠たい顔をして教室に入った私。




教室にはヒカリだけ。





「唯、どーしたのその顔?」




教室に入るなり、ヒカリが心配そうに駆け寄ってきた。




確かにそうかも。

私も心配してたんだ。

目の下の大きなクマ。




「考え事してたら眠れなかったんだ…」



だって、

昨日はドキドキしすぎてなかなか寝つけなかったんだもの。

2時間睡眠だよ。2時間。




「考え事だと~!?唯のくせにナマイキ~!」



にやっと笑うヒカリ。




「ヒカリ厳しい~」




でも、私はわかるよ。




「唯ちゃん、何かあったら相談するんだよ!」




「うん!」




ヒカリはやっぱりちゃんと私のことを考えてくれてるってね。



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