2LDKの元!?カレ
そこからまた地下鉄に乗り込んで、最寄駅で降りる。
私はお弁当の入った袋を大事に抱えてマンションまでの道のりを急いだ。
早足で歩きながら、頭の中であれこれと考える。
帰ったらまず、お風呂を沸かそうかとか。聡が既に帰宅していたら、先にご飯にしようかとか。
そしてふと、今朝遅くなるかもと言ってしまったことを思い出して、もう夕御飯を食べてしまったかもしれないと、不安な気持ちになった。
「……取り合えず急いで帰ろう」
こんなふうに聡のことを考えながら、家路につくなんて何年振りだろか。
どんなに忙しい日でも、ほんの少しだけ聡のことを気にかけられる私がいたなら別れることなんてなかったかもしれない。