2LDKの元!?カレ
結局いつもと変わらない時間になってしまって、駅前のカフェでベーグルとコーヒーをテイクアウトして出社した。
それを片手に本日の予定をスケジュール帳で確認する。
十時からスタイリストとの打ち合わせ。これは長丁場になるはずだ。
お弁当に用意をするとの書き込みを見つけて、その注文を真田さんに依頼する。
「いつものランチボックス注文しておいてくれる?十二時に三名分よろしくね」
「……はい」
真田さんとはあれから仕事以外に口をきいていない。
おそらく彼女は、私のことを男好きの最低女と思っているだろう。
もしかしたら、西野くんの関係を悟っているのかもしれないけれど、それは定かではない。
西野くんはあの一件から彼女の行動がエスカレートするのではないかと危惧して、付き合っていることを話した方がいいと言いった。
私もそうするべきだと思って話をするきっかけを見つけ出そうとしているのだが、なかなかタイミングがつかめないでいる。