2LDKの元!?カレ
*
「お疲れ様でした。では、月曜日の撮影、よろしくお願いします」
サロンのスタッフに見送られて店を出たのは午後九時過ぎ。
接客の合間を縫っての打ち合わせは思った以上に時間がかかってしまった。
おかげで待機時間に別の作業を進めることができたのだけど。
このまま帰宅したかったが、夕方に届くはずの原稿がある。私は一度帰社することに決めた。
「戻りました」
編集部に到着すると数名の部員が作業をしていたが、西野くんの姿はなかった。
自分のメールボックスから送られてきた原稿の封筒を取り出すとそれを持って自分のデスクへと向かう。
ふと見ると、私のデスクの上には缶コーヒーとメモ用紙が置かれていた。
「西野くんからだ」
私はカバンを肩にかけたままそれを広げて読む。
どうやら彼は今、ル・シエルにいるようだ。
鏑木は余程西野くんのことを気に入ったのだろう。結構な頻度で呼び出しているように思える。
「まあ、これで取材が上手くいくんだからよしとするか」
私は重いカバンをデスクにどさりと置くと、椅子を引いて座った。
早速封筒を開けて、原稿を取り出した。文章を読みながら、誤字・脱字・文章の狂いや揺れ、統一表記の不統一を探す。それからデザインの狂いを見つけて、赤字で修正していった。
一通りの作業を終えると、終電ギリギリの時間。私はカバンを手に取ると急いで駅に向かった。
「お疲れ様でした。では、月曜日の撮影、よろしくお願いします」
サロンのスタッフに見送られて店を出たのは午後九時過ぎ。
接客の合間を縫っての打ち合わせは思った以上に時間がかかってしまった。
おかげで待機時間に別の作業を進めることができたのだけど。
このまま帰宅したかったが、夕方に届くはずの原稿がある。私は一度帰社することに決めた。
「戻りました」
編集部に到着すると数名の部員が作業をしていたが、西野くんの姿はなかった。
自分のメールボックスから送られてきた原稿の封筒を取り出すとそれを持って自分のデスクへと向かう。
ふと見ると、私のデスクの上には缶コーヒーとメモ用紙が置かれていた。
「西野くんからだ」
私はカバンを肩にかけたままそれを広げて読む。
どうやら彼は今、ル・シエルにいるようだ。
鏑木は余程西野くんのことを気に入ったのだろう。結構な頻度で呼び出しているように思える。
「まあ、これで取材が上手くいくんだからよしとするか」
私は重いカバンをデスクにどさりと置くと、椅子を引いて座った。
早速封筒を開けて、原稿を取り出した。文章を読みながら、誤字・脱字・文章の狂いや揺れ、統一表記の不統一を探す。それからデザインの狂いを見つけて、赤字で修正していった。
一通りの作業を終えると、終電ギリギリの時間。私はカバンを手に取ると急いで駅に向かった。