イジワル上司のヒミツ
鍋の具材がなくなってきたところで、湊さんが私をあごで使う。

私は「ハイハイ」と言って立ち上がり、湊さんに従う。




「シメは何にします?ラーメン?うどん?雑炊?」

「シメと言ったら、雑炊だろ」

「え、そうですか?」

「そうだよ」


鍋のシメは、実家はいつもうどんだった気がする…



私はそんなことを思い出しながらも、炊飯器を開けた。

そして大きめの茶碗にお米を盛りながら、昔のことを思い出す。




『テメエ、この野朗!』


『子供の前ではやめて!』


『お母さん…お父さんと離婚するから』


『新しい彼氏できたの』


『あんたたちさえいなきゃ、私の人生はもっと良かったのよ!』





「…お姉ちゃん?」
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