Summer time



「そんなんなら、もう恋すんの止めよっかなぁ〜って…」



そう言った海斗の表情は本当に切なそうで見ているこっちが苦しくなった



そんなこと言わないで…
そしたら、あたしのこの気持ちはどうしたらいいの…?



ジッと海斗を見つめているとバチっと目が合ったかと思うとふわりと微笑まれた


「…そんな秋穂が泣きそうな顔することねーのに。
お前優しすぎ」



そう言ってくしゃりと頭を撫でられたかと思うと海斗は廊下に出ていってしまった



喜んじゃいけないのに
飛び跳ねたいくらい嬉しかった


さいてーだけど…



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