Summer time



――――――――……



あっつい〜…



体育館に入るともわっとした空気に包まれる



「暑くね?」


ワイシャツをパタパタさせながら海斗が後ろを振り向く


そんな姿さえかっこいいと思うあたしは重症かもしれない



「ね〜。ほんと暑すぎるーっ!」



「しかも校長とか絶対話なげーし!!」



「ありえねー!」とか叫ぶ海斗にクスリと笑う



「秋穂なに笑ってんだよ!」



そう言って頭をぐしゃぐしゃにしてくる海斗の腕を掴んで止めようとする



…海斗の腕、男の人だ…


あたしの腕と違う
太すぎず細すぎず程よくついた筋肉にドキンと胸が鳴る



「汗掻いてて汚いから止めてよ!」


「大丈夫大丈夫!汚くねーし!」



あたしが気になるから止めてー…



「みてみてー!高身長でお似合いじゃない?」


「いいねー。羨ましい」



そんな言葉が聞こえてピタリと動きを止める



…つまりあたしと海斗がカップルに見えるってこと?


「秋穂?」


「あ、うん。なんでもない!」



不思議そうに首を傾げる海斗に胸がキュンする


それに知らない誰かにカップルに見えると言って貰えるのは嬉しかった



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