冷たいあなたは救世主


「どうせ家で楽してんだろ?

こっちの気も知らないで…」


「そ、そんな…

楽なんてしてないよ!」


二人分の食事。

二人分の洗濯物。

二人分の洗い物。

部屋の掃除とか、節約するのだって…


意外と大変なんだよ…?


「嘘つくな!」


バシン!


一瞬、なにが起こったのか分からなかった。


倒れこんだ私は、康くんの顔を見上げて、なにがあったのかを理解する。





< 117 / 311 >

この作品をシェア

pagetop