契約妻ですが、とろとろに愛されてます
琉聖さんがいない病室で目を覚ました時、思わず涙が出て来そうになった。いつもいてくれることが当たり前になっていた。


そこへいつもの看護師さんが現れた。


「あら?ご婚約者さんは?今日は会議?」


この一か月で看護師さんも慣れた様子で話しかけてくる。


「え?は、はい」


「じゃあ、寂しいわね?早く戻られるといいのにね?」


体温計を渡される。測ることで看護師さんに返事をしなくて済む。


「熱は……微熱ね 身体、少し怠いかしら?」


「そうでもないです」


毎朝の定期的な問診と体温をカルテに控えると「もうすぐ朝食よ 全部食べなきゃね?」と言って病室を後にした。

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