**吸血鬼と暴走族**[完]
紅葉は散り続け…
夜空は星を輝かせ…
月は我らを照らす…
………まるであの頃だな
雷「…冷音。
初めて人間を殺したとき、どう思った。」
どう、か……
冷「……初めて人間の男を殺したとき、男は言っていた
『血に染まる
我が身見るわ
その瞳
その瞳(め)写るは
常世の闇か』
ってな。」
雷「………。」
私は続けた
冷「そいつは、怯える様子なく、我を真っ直ぐ見ていた。
……其奴には見えたんだろうな。
我の瞳に光がなかったこと……。」