花びらとともに、散りぬるを。



「ー…じゃあこれは宿題で!今日の授業は終わりー」

先生がいい、号令をして、今日の授業は終了。



「晴華ー、帰ろー?」
美帆が可愛く聞いてくる。

「あー…ごめん。この問題解いてから帰るわ。」

宿題があまりにも難しかったみたいで、すぐに解き終わらない。

解きかけだと気になってしょうがない私は、解いてから帰ることにした。


「分かった~!私塾だから、先に帰るね」

「ごめんね。
また明日ー!」


美帆に手を振り、そしてまた問題へ。


…何これ難しい。
途中まではあってると思うんだけどなー?



20分かけても解けず…

限界が来た私は職員室に行って聞きに行こうかな~?とか思い、ふと顔をあげると。


「あれ…?
佐々木、いたの?」



そこには、
佐々木くんがいた。



< 35 / 98 >

この作品をシェア

pagetop