思い出したい恋心 〜三十路女の甘え方〜


数時間後に目が覚めると、目の前に雄介さんがいた。


ぼんやりとした意識で、自分の手にまたあの手の感触があった。


「大丈夫か?」


「うん、ごめんね」


「水飲むか?」


頷いた私にぬるい水を用意してくれた。



自力起き上がることはできるのに、背中を押して起き上がらせてくれる。


ぬるい水の意図は「胃腸にやさしいから」なんだって。



何とも言えない気持ちに包まれる。
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