You are my light
え、今から?
「ちょ、」
『ついでに大樹とマナさんも連れて、退院パーティーだ!!』
「かなに、」
『おいしい料理、期待してろよぉ!』
いやいや、あなた絶対作る側じゃなくて食べる側でしょ。いつもそうでしょうが。
ってそうじゃなくて、今からとかいきなり過ぎるでしょうよ。
もう少し落ち着いて。
と言う前に、かな兄との電話は切れていた。
私の意見は今回反映されないらしい。
……まぁ、いっか。
今回はかな兄や音兄にたくさん迷惑やら心配やらかけちゃったし。
海に行こうって話も私のせいでおじゃんになったみたいだし。
このぐらいは譲歩しようじゃないか。
しばらくぼんやりと座って待っていると、軽快なインターフォンの音が鳴った。
出てみると案の定かな兄たち。
「いらっしゃい」
「おぅっ、久しぶり!」
前みたいにいきなり抱きつかれるかと思ったけど、今回はそんなことがなくてひと安心。
かな兄……ちょっとは成長したね。妹として誇りに思うよ。
「満月、怪我の具合は?」
「ん?もうほとんど治ってるよ、音兄」
それはまぁ、本調子かと聞かれると微妙なところではあるけど。
でもそんなに支障があるわけでもない。
「でも、無理は禁物だぞ?」
「ふふっ、分かってるよ大ちゃん」