You are my light



すっかりかな兄と音兄の過保護が移ったなぁ、なんて思ってしまい笑みがこぼれてしまう。


みんなでリビングに移動する。



「満月ちゃん、何が食べたい?」



材料はいろいろ買ってきたから満月ちゃんの好きなものなんでも作るよ、と言うマナさんに何故かかな兄が答える。


これ、私の退院パーティーじゃなかったっけ。


しかも言い出したのはかな兄だった気が……いや、別にいいけどね。かな兄だし。


とりあえず、心優しいマナさんはかな兄のリクエストのものを作ることに。


本当にすみません、と心の中で呟く。


手伝おうとも思ったけど、それは音兄に止められて。


マナさんにも一人で大丈夫だからと言われて、私は渋々ソファに座った。


しばらく私を含めた四人で話していると、



―――ピンポーン




「……誰だろう」



しばらく家は空けてたし、宅配物とかはないはずだけど。


首を傾げる私に、大ちゃんが席を立つ。



「俺が行くな」


「うん、お願い」



リビングの向こうで、ガチャ、という音と大ちゃんのはーい、という声が聞こえ。


その瞬間倍の大きさで扉が閉ざされた音が響いた。



…………何が起こった?


ついでに鍵をかけた音も聞こえたのですが。


思わずかな兄と音兄と顔を見合わせる。


リビングに入ってきた大ちゃんの顔は、やっちまったとばかりに渋い顔。





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