You are my light
「いいよ蒼介。どうせ聞かれると思ってたし」
むしろ無邪気に聞いてくれてよかったかもしれない。
空気を重くすることもないし。
「前にも言ったと思うんだけど、かな兄と音兄とは血の繋がりはないの。ついでに言うなら戸籍上も赤の他人。本当になんの繋がりもない」
「え?」
今まで以上に困惑の色を浮かべるみんな。
太陽でさえ少し目を見張っていた。
まぁ、血の繋がりも戸籍上の繋がりも、何もないんじゃね。
それなのに私はかな兄、音兄って言ってるし。
みんなが戸惑うのも無理ないよ。
「私のお父さんとかな兄と音兄のお母さんが再婚する予定だったの」
だから私が小さいころから本当のお兄さんみたいに過ごしてた。
懐かしいな、あのころ……
「予定ってことは実際はしてないん?」
朱雀の言葉にかな兄と音兄が目を伏せる。
そんな空気を察したのか、シンと静まった。
多分、かな兄も音兄もまだ気にしてるんだろうな。
"あのこと"に繋がるから……
二人には、どうすることもできないことだったのに。
「……死んだの。二人とも」
「あ、そうやったんか……なんや悪いこと聞いてしもうたな」
「気にしないで。もう昔のことだもん」
私は微笑みを浮かべて頭を振る。
「ね。かな兄、音兄」
私は気にしてないから。
そんな悲しいような、罰を欲しているような顔をするのはやめて。
私は大丈夫だから。
そんな思いで私は二人を見つめた。