You are my light
「それで、質問の答えなんですけど、」
切り替えはやっ、と内心で涼に突っ込む。
「まぁそうだね。厳密に言うと奏が表の理事長、僕が裏の理事長って感じだね」
「なるほど……だからあなたのことを学校で見たことがないんですか」
そんな感じ、と音兄が笑う。
そういえば、思い出してみると理事長室以外で音兄に会ったことないかも。
かな兄は挨拶とかで見たけど。
「表舞台は僕よりも奏の方があってるよ。厳密に言うと僕の仕事は理事長補佐みたいなものかな」
へぇ、と私が思ってしまった。
ちゃんと仕事の話とか聞いたことなかったからなぁ。
今度じっくり聞かせてもらお。
「はいはーい、ボクも質問いいですか!」
「答えられる範囲でならな」
あ、かな兄復活した。
機嫌直ったかな。
「えっと、理事長たちとみぃちゃんって兄妹なんですよね?」
「あぁ」
「名字が違うのはどうしてですか?」
目をキラキラさせて言った無邪気な質問。
くるとは思ってたけど、こう直球でくるとは。
かな兄と音兄もびっくりだよ。
「お前、もっとオブラートに包んで聞けよ」
「え?」
キョトンとした顔になる莉都に私は思わず苦笑した。