怪物眠り島



「あのさ…」



不意に高橋君は考え込み……口を開いた。



「なに?」



敦子が再び隣へと視線を向ける。



私は窓の外を見るふりをしながら、ふたりの会話に耳を澄ませていた。



決して盗み聞きなどではない。



席が近いぶん、ふたりの会話は聞こえてしまうのだ。





< 216 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop