東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
海里はスツール立って店を出てしまった。
一人残された私は頬杖をついて夜景を見つめる。
私は一度成らず二度も同じ男性にフラれた。
12年前と同じーーー・・・
でも、はっきりとフラれたワケを知ってしまった私にはもう何の望みもない。
「千愛」
お父さんが飲みまくる私の元にやって来た。
「お父さん!!?」
「まだ、意識はハッキリしているようだな…」
「…私・・・」
「海里から訊いた…こんなところで醜態を晒すな…」
「だって・・・」
一人残された私は頬杖をついて夜景を見つめる。
私は一度成らず二度も同じ男性にフラれた。
12年前と同じーーー・・・
でも、はっきりとフラれたワケを知ってしまった私にはもう何の望みもない。
「千愛」
お父さんが飲みまくる私の元にやって来た。
「お父さん!!?」
「まだ、意識はハッキリしているようだな…」
「…私・・・」
「海里から訊いた…こんなところで醜態を晒すな…」
「だって・・・」