東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
それからの私は清純派女優を気取りながら、海里を忘れようと…違う男の腕の中を渡り歩いていた。



「ただいま…」


結局、海里からの返信メールはなし。


「お帰り…」


御堂さんが私を優しく迎えてくれた。



「これお土産…ロケ弁当の余りだけど…スイーツもあるわよ!!」


「スイーツ?」



「お菓子…シュークリームよ!!」


「へぇー」



< 188 / 300 >

この作品をシェア

pagetop