東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「興味がないワケじゃない…」



千愛さんの求めてるのは俺ではなく海里だ…



でも、海里は前世の呪縛から逃れられず…千愛さんを避け続けている。




「!?」



千愛さんの左手の薬指に嵌めたダイヤのリングに仰天した。



「その指輪は…!?」




「あ…これは母から貰ったの…」



俺が椿に贈った指輪を転生した千愛さんが着けている。



不思議と言えば不思議だ…



俺は頑なに千愛さんを拒んで来たが…指輪を見て…


俺の中で…考え方が変わった。


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