東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
「『特務』の連中は表立って姿を現さない…影の集団だ…一度会ってみたいもんだ」



…若い陰陽師で編成されている『特務』



最も高貴な色・紫紺の軍服に似た服を身に纏い、見えない敵または異形の敵と戦う。



「俺も同じ思いだ…成宮」



「…では、そのきゅうりの漬物を頂く」



「おいっ!?」



俺の皿から漬物を奪った。
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