東京ロマネスク~冷酷な将校の殉愛~《完》
上半身を露わにする俺を恥ずかしくて見られないのか…椿の大きな瞳は虚空を彷徨う。
俺はそんな彼女を尻目に軍靴も脱ぎ捨て、ズボンに手を掛けた。
壁の引っかけに吊るされた着物に着込んだ。
「…着替えは終わったぞ…椿」
「あ、はい…お役に立てなくてすいません」
「明日から着替えは貴様に任せる…明日はちゃんとしろっ」
「はい…」
「ちゃんと出来なければ…貴様の唇を奪う…」
俺はそんな彼女を尻目に軍靴も脱ぎ捨て、ズボンに手を掛けた。
壁の引っかけに吊るされた着物に着込んだ。
「…着替えは終わったぞ…椿」
「あ、はい…お役に立てなくてすいません」
「明日から着替えは貴様に任せる…明日はちゃんとしろっ」
「はい…」
「ちゃんと出来なければ…貴様の唇を奪う…」