SS男子の落とし方
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「...君?咲也君?」

芽衣の声でハッと我に返ると、ごみ捨て場に着いていた。


「あぁ、もう着いたのか。」


「もう着いたのか、じゃないよ。
移動中話しかけてもガン無視だったよ?」


芽衣は「もう!」と怒りながら俺からゴミ袋を受け取って、ごみ捨て場に乱暴に入れる。


「悪いな。わざと。」

どしっと芽衣の頭の上に腕を乗せた。

丁度いい高さだ。

辺りを見渡すと、俺ら以外周りには誰もいなかった。

ここ、校舎から離れてるからな。
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