SS男子の落とし方
「そう言えば昔ね。」

繋いだ手を揺らしながら教室まで戻っていると、何を思い出したのか芽衣が唐突に話を始める。

こいつも昔話か。


「ゴミ袋が勝手にごみ捨て場に移動しちゃったんだよ!?」


「はぁ?
昔話するんじゃねぇのかよ。」

思わず突っ込んでしまう。

いきなりファンタジーにぶっ飛びやがった。


「違うよ!
昔、そういうことがホントにあったの!」

必死な芽衣の目を見て、嘘や冗談を言おうとしているわけではないのは分かった。

どうせ、芽衣の勘違いだろうけど。
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