SS男子の落とし方
「そんなことより、咲也君はもう行きたい大学とかあるの?」

困ったら定番の受験話!


「まぁな。芽衣は?」


「私は市立大の工学部に行けたら良いなって」


ピクッと眉を反応させ

「ふーん?」

と、口元をゆるめる咲也君。


「いや、分かってるよ!?
もっと頑張らなきゃ無理だって...」

自分の身の丈くらい知っている。



「頑張れ。」

もっと馬鹿にされるかと思ったから、その言葉に少し驚いた。
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