SS男子の落とし方
「あ、おかえり。」


「そんなことより、大丈夫か?
さっきより顔色悪い。」

両手で私の顔を挟んで自分の方へ向かせる。

この体勢、ちょっと恥ずかしい...


「ホントに大丈夫だから!」

慌てて咲也君の手を退けると、

「言っとくけど、風邪をうつされたり、寝不足で急に倒られたりしたら、俺が大変だから心配してるんだからな?」

と不機嫌そうに言われた。
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