SS男子の落とし方

「はいはい。
誘ったのは自分でしょ!?」

本当は言い返せる立場じゃないんだけど。


「言い返せる元気があるなら大丈夫そうだな。
ホント、可愛くねぇな。」

その言葉が今日はやけに突き刺さる。

可愛くない上に誕生日を祝わない彼女なんて、最悪だよね...

どんどん一人で落ち込んでいると

「ほれ。」

と咲也君がケーキの箱を出した。


「これ、さっき言ったカフェのケーキ?」


「うん。
ランチだけでケーキは食べ損なっただろ?」

咲也君がケーキが苦手だから、ランチだけで済ませたのだった。

でも、どうしてわざわざ買いに??


私の疑問を察したのか、

「誕生日祝ってもらってたカップル見てたから、食べたかったのかと思って。
気分悪くて食べられないから、弟に持って帰ったら?」

と教えてくれた。
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