SS男子の落とし方
「もし...
私が咲也君に他の子と遊ばないでって言ったら??」



咲也君が掴んでいた手を離す。



「何...言ってるの??」



「自分でも分かんない。
だけど、嫌なの!」



咲也君の瞳が揺れる。


だけど何も言ってくれない。



「...もう終わりにしよう?」


これ以上、こんな思いしたくない。


「バラしても良いの?」


あぁ、そうだ。

咲也君とは、そういう理由で恋人ごっこしてたんだった。


「良いよ...
変態でも覗き魔でも。」



「覗き魔とは言って....」



咲也君の話を最後まで聞かず、彼の横を通り過ぎて帰ったー
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