先生、教えて。
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「…で、内申点のために成績が欲しいからって数人で詰め寄ってさ。
散々授業さぼっておいて良い点もらえるわけないって分かりそうなものなのに。
何様だよって感じしない?」
詩織をあやしながら先生に愚痴ると
「面倒くさいんだよな、そういうやつ。
絶対モテないタイプ」
と、しみじみ頷く。
「モテるか否かはどうでもいいけど」
「いや、そこは重要だぞ二菜」
先生はキッパリ言い切った。
「モテないと人生の九割は損してる」
「そんなに?何の根拠があるんですか」
「そんなの俺を見たら一発だろ。
このようにモテてるから人生得してるんだぜ」
胸を張って堂々とほざく永遠の五歳児を、あたしは冷めた目で見つめる。
コイツ、人の話ちゃんと聞いてるのかな。