先生、教えて。



先生、冷たすぎるんじゃないですか?




言われ、あたしはふつふつと沸き上がる怒りを一生懸命抑える。





「そうですね。
申し訳ありません。

成績の付け方は授業で定期的にお知らせしましたので、一杉くんは聡明だから伝わっているとばかり…。

その上で授業に参加せず、提出物が提出されていなかったということは
それなりの覚悟があったのだろうと捉えてしまいました。

全てこちらの不手際です。

もうつけてしまった成績はつけ直すことはできません。

後期は、是非授業に積極的に参加するよう一杉くんにお伝えください」






電話を切ると、先生があたしを凝視していた。



「例の…?」


「うん。クレーム付けられた」









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