先生、教えて。
そして、何か重要なことに気付いたように「ん?」と首を傾げた。
「てか、お仕事頑張ってるからって真っ先に二菜に渡すってことは
俺仕事してないって思われてるのかな」
「翔悟に限っては仕方ないことでしょ、
仕事場が家なんだから」
「いや、これは大問題だぞ。
子どもは父親の仕事をする背中を見て尊敬して成長してくもんだろ?
お父さん仕事しないプー太郎なの、って思いこんだまま成長されたくないな。
よし、今からでも俺の書いた小説を詩織に読ませよう。
パパすごい!って惚れ直すこと間違いなしだ」
逃げられること間違いなしだよ、それ。
6歳の子に小説は難しいって。
「バカも程々にしないと思春期突入した詩織に、パパうざい!って言われちゃうよ」