花と雨の恋物語【短】
次の日、練習の前にはまた、あの花壇へと向かった。
会えるかな・・・。
ドキドキと胸が高鳴った。
花壇が見えるかな・・ってところで会話が耳に入った。
「あははは・・・!なにそれ~」
楽しそうに笑う、花さんの声。
「ん・・・・?誰かといるのか・・?」
そ~っと、建物の影からのぞいた。
「え・・・・・」
俺は、目を疑った。
そこには楽しそうに笑う、花さんと・・・・永山の姿。
「だから、この花、花ちゃんみたい!!」
「そんなことないよぉ」
俺は、その場に入っていくことができなかった。
二人に気付かれないように練習へと向かった。