花と雨の恋物語【短】
「お~~、村上ちゃん、おっは~」
翌日、永山は何事もなかったように話しかけてきた。
「おお・・・・」
俺はどうしていいか分からなくて・・・少し冷たい態度を取ってしまった。
「俺、先行くわ・・」
そう言って、俺は席をたった。
その日は永山と話すことはほとんどなかった。
「ああ~・・・ダメだなぁ。俺」
“くだらないこと”そう思っていても、体が・・心が言うことを聞かない。
モヤモヤして・・苦しい。
俺は、あの花壇に座り、考え込んでいた。