唇が、覚えてるから

小学校では、飼っている犬の「チロル」がお母さんになっていてびっくりした。

中学校ではサッカー部が出来ていたらしく、しかも県大会出場なんて横断幕が掲げられていて、さらに驚いた。


電車の中でお菓子を食べすぎたせいか、私も祐樹もお昼をガッツリ食べられる雰囲気ではなくて、商店街を歩きながらたい焼きや焼き鳥を食べた。

そのほかにも商店街を歩いていると、どこからともなく「おせんべい食べていきなよ!」とか「お茶飲んで行きな!」って声がかかった。

みんな昔からの顔なじみのおじさんやおばさんで、私の帰省を喜んでくれていた。

おかげで、この通りを歩いただけで、もう夕飯も入らないんじゃないかってほどお腹が膨れた。
< 144 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop