ルーツ
「そんなの関係ない!



偽りだろうとなんだろうと
僕は裕未を愛している!



何が悪いんだ!」




叫ぶ徹の言葉を傍らで聞いていた裕未。



能面のようなその表情から
突然涙が



一粒




二粒




こぼれおちる。




涙は止まることなく裕未
の頬を濡らし続ける。


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