ルーツ
いらいらして部屋を歩く徹の前に
裕未は突然立ちふさがる。



正面を向きあって対峙する2人。



徹は少し驚いた顔。


裕未は徹をやさしい目で見つめ、ゆっくりと話しだす。



「私はあなたを信じている。
何があっても、私はあなたの味方でいるつもりよ。

でも、

何があったの?
この状況は何なの?
あの人の言っていることはどういうことなの?


知りたい」




徹は裕未を抱きしめ天井を見上げる。
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