お父さんの彼女なんかに取られてたまるかっ!!(仮)


 校門に近づくと、真矢が私に気づいて駆け寄ってきた。


「咲華ぁ、お掃除お疲れ様ぁ」


 うわ、腕に絡みついてきた!


「ちょっ……なれなれしくしないでよっ!」


 ブンッと腕を振って離した。


「んふふ、照れてるのかしらぁ?」

「誰がっ!」


 うぅ、やりづらいっ!

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