お父さんの彼女なんかに取られてたまるかっ!!(仮)


「あのっ、は、初めましてっす! オレ、咲華と稼月とは小学校からの友達っす!
 ただいま、野球に青春の全てをかけていまっす!
 なにとぞ、よろしくお願いしまっす!」


 あのー、マジで気合い入りすぎなんですけど。何が『青春の全てをかけていまっす』だよ。無駄話ししながら、ダラダラ練習してるクセに。


「……まぁ~そうでしたのぉ。ワタクシは伊勢崎真矢と申しますわ。度々現れると思いますので、以後お見知りおきを」


 度々現れるぅ? 冗談やめてよね。後でお断りをしておこう。


「――いっ!?」


 ヤバい!

 カッシーのヤツ、目がハートになってるっ!

 ダメだよ、カッシー! コイツにだけはホレちゃダメっ!


 コイツはね、お父さんを横取ろうとしている泥棒猫なのっ!

『ホレるな危険!』なんだよぉっ!

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