YUKI˚*
今日は
「ねー、ゆきちゃんてばー」
「……………」
須嶋くんが学校に来ていた
「まだ怒ってんのー?」
「……………」
「……と、さっきからこの調子で」
「もーゆきったら、いい加減許してあげれば?」
まなみんに助けを求めた須嶋くん
まなみんを使うなんて…
もっとムカつく!
そうやって黙っているあたしを見て、
「これはもう、そっとしといた方がいんじゃない?」
とまなみんが言ってくれた
須嶋くんは少し不満気に、あたし達から離れて
あたしの機嫌をなおすのは諦めてくれたみたい
川村くんのとこにでも行ったかな?
「ありがとう、まなみん!」
まなみんのおかげで須嶋くんを追い払えた
「いいけど……もうそろそろ須嶋が可哀想だよ」
心配というか、
少し呆れたようなまなみん
でも そんなこと言ったって
「あたしは、約束守らない人が一番嫌いなの!」
条件クリアしないと付き合わないって約束だったのに…
あんなことしようとするなんて……
「ゆきが怒ってんのソコ?!」
「え?それ以外何があるの??」
まなみんの言っている意味がよくわからなくて、すぐに聞き返すけど
まなみんは少し考えてから
「え、と…乙女の純情が傷つけられた、とか……」
少し恥ずかしそうにそんなことを言った
確かに、まなみんにはあんまり…似合わない言葉かも
でも、なんで乙女の純情が出てきたのかわからない
あたしが頭に?を浮かべていると
まなみんがため息を着いた
「ゆきって本当、ピュアっていうか……」
そしてまた、ため息
そんなことを言われても、あたしはより一層?が増えるだけだった
「ほらー席着けー!解答用紙配るぞー」
先生が教室に入ってきた
そう、今日はテストの日!
そして、テスト結果が出る日にあたしは…
須嶋くんから解放される!
あたしは教室の中で一人、ルンルン気分でテストを受けた
こんな気持ちでテストを受けたのは初めて
だけどもう一人
余裕の笑みでテストを受けている人がいることに
あたしは気づかなかったの