紙ヒコーキとアオイくん
「──誰ですか?」
不意に掛けられた言葉に、あたしはハッとして声が聞こえた方向を振り向いた。
見ると先ほど確認した縁側のようなところに、袴姿の少年が立っていて。あまり感情を映さない表情が、まっすぐにこちらを見据えている。
そしてよくよく見てみるとその少年は、ついさっきまで自分が追いかけていた男の子だということに、今さらながら気がついた。
「あ、えっと……」
あたしはとっさのことにうまく反応できないながらも、一瞬迷った末、小走りで彼のそばへと近付く。
「あのあたし、こないだ君に紙ヒコーキをぶつけちゃった者なんだけど……」
「……ああ、あのときの」
あたしの言葉を聞いて、彼は合点がいったようにようやく表情を動かした。
とは言っても、ほんのちょーっとだけ眉を上げただけだけど。
ふちのところまで来たあたしは、上の方にあるそんな彼の顔を見上げる。
不意に掛けられた言葉に、あたしはハッとして声が聞こえた方向を振り向いた。
見ると先ほど確認した縁側のようなところに、袴姿の少年が立っていて。あまり感情を映さない表情が、まっすぐにこちらを見据えている。
そしてよくよく見てみるとその少年は、ついさっきまで自分が追いかけていた男の子だということに、今さらながら気がついた。
「あ、えっと……」
あたしはとっさのことにうまく反応できないながらも、一瞬迷った末、小走りで彼のそばへと近付く。
「あのあたし、こないだ君に紙ヒコーキをぶつけちゃった者なんだけど……」
「……ああ、あのときの」
あたしの言葉を聞いて、彼は合点がいったようにようやく表情を動かした。
とは言っても、ほんのちょーっとだけ眉を上げただけだけど。
ふちのところまで来たあたしは、上の方にあるそんな彼の顔を見上げる。