大好きなんだよ!!



「やっぱ、自分の携帯じゃないと不便じゃん?だから昼休みに体育館裏で待ってるね!」


「え、あ…無理っ…」


「もしかして委員会とか入ってんの?」


「や…そんなんじゃ…」


「おし、決まり!来るまで待ってるから。じゃね!」


「あ、あのっ!!」


――…ブチッ


き、切られた………



―…なんか、結構自分勝手じゃない?あの人!!(泣)



思っても絶対、口には出せないことを思いイライラしていた。



―…明日行っても、多分話せないし。


だって、下手したら倒れちゃうくらいの極度の男嫌いなんだよ。


倒れちゃったら、高橋くんに迷惑かけちゃうもん。


自分の携帯は取り戻したいけど…怖いってのも本音。


これから3年間、同じ高校で生活していくのに呆れられちゃうのは嫌なの。



―…あーあ…


明日はゆいに頼んで代わりに行ってもらおうかな……



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