大好きなんだよ!!



……シーン



その場に沈黙が続く。


もう恥ずかしくて死んじゃいそう////


私は、真っ赤になった顔を隠すためにうつむきながら立ち上がろうとした。



――…ズキッ


「……い…っ!!」


左足がものすごく痛い。


―…これは、絶対くじいたよね?


もう最低だ。


男の子の前で派手に転んじゃうし…足は痛いし。


まさに、穴があったら入りたいってこのことだね。



「―……大丈夫?」



ふと聞こえた顔を上げると、昨日の男の子が笑いを堪えた顔で立っていた。



―…そんなに面白かったのかな?


……そうだよね。


転んだところが植え込みでそこにダイブって…


コントかウケ狙いじゃん。




.
< 37 / 219 >

この作品をシェア

pagetop