大好きなんだよ!!

勇雅Side




学校の終わりを知らせるチャイムの音が鳴り響く。



―…はー…だる。



「勇雅ばいばーい♪」


「おー…」



友達は、楽しそうに帰ったり各自の部活へ向かう。



そんなみんなの後ろ姿を見つめるのが…オレ、高橋勇雅(ゆうが)。




まぁ、我ながら男女問わず友達も多い方だと思うよ?


「高橋!!聞いてるのか!?」


「はいはい。すいません!!」



でもね?



頭がバカなんだ……(泣)



ちなみに今は、頭悪いヤツ絶対参加の数学の補習中。


ま、オレの数学のテストが6点ってのが問題外だけど。




.
< 6 / 219 >

この作品をシェア

pagetop