もし僕がロボットになっても
居場所がないある日、琴美はたったひとつの居場所を見つけた。

インターネットの世界をさ迷いながら見つけた書き込みだった。

家出少女大歓迎。訳ありのJKとか喜んで連絡まってます。

そんな何気ない書き込みをみて、琴美は居場所を、探してメールを差し出した。

中学生でも大丈夫ですか?

そんな何気なくうったメールに返信がきて、その日から琴美には年上の彼氏ができる。

何でも誰でもよかったのだ。
居場所があれば琴美はそれでよかった。
自分の体は傷ついても、心が傷つくよりは、苦しくなんてない。

琴美が踏み入れた場所。
そこは未成年を売り物にする場所だった。

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