キミの空になりたい
休みの日だけど、学校に来るときは制服でなければならない。
だから私もわざわざ制服を着て来た。
明日の野球応援も制服で行くつもり。
暑いのに、サンダルがはけないのが苦痛だけど。
グラウンドに近づくと、部員がベンチに集まっていた。
どうやら私が自転車置き場から移動している間に、練習が終わってしまったらしい。
涌井君の投球練習の姿が見られなくて、少し残念。
「ありがとうございましたーっ!」
大きな声がした。
野球部員が一声に頭を下げていた。
田口先生が引き上げて、こちらに向かってくる。