キミの空になりたい


選手と一緒に戦ってくれるマネージャー。


3年間、一緒に汗を流して頑張ってきたんだもんね。



「あ、そうだ!」


「ん?どうしたの?」



急にある事を思いついて、私はパンッと手をたたいた。


くるみが首をかしげる。



「あ、ううん。何でもないよっ!」


「そう?」



私の答えに、くるみは何の疑いも持たなかったようだ。


スマホでカレンダーを見ながら、日程を確認している。




くるみだって、野球部の一員で、選手と一緒に頑張っているのなら、私からくるみに千羽鶴を贈ろうって決めたんだ……。


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