ナンパ男との恋【番外編】
そもそも 

その苗字で呼ばれる事に
慣れてない私は

心臓が跳ね上がりそうな言葉そのもので・・・


恐る恐る振り向くと


あれ・・・


この人 どっかで
見た事ある人・・・


だけど、


・・・誰だっけ?

えぇっと・・・・


振り向いたまま
黙り込む私に


「あ・・・分かんないかな。
ほら、DVDの・・・」


DVDの・・・・・


「あぁっっ!店員さん!」


そうだ、いつも
制服だから 私服姿だと
全然分かんなかった・・・・


「鼻 大丈夫ですか?」

「え、あ・・うん、大丈夫
すいません・・・・」


鼻を押さえていた手を
思わず降ろした。
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